ボイス 受講生の声
VOICE vol.86
上瀧 由布子 Yuko Kotaki 2012年中村教室入学 / ゼミナール在籍

すでに教室ブログで先にお知らせしていますが、エプソンでの個展が決まりましたね。おめでとうございます!準備はいかがですか?順調?

 

ありがとうございます。色々とわからない事が多くて大変です(笑)今は写真の構成の部分を詰めていて、毎日写真を組み変えながら「あ〜でもない、こ〜でもない」と試行錯誤しています。

 

今回展示する作品はどのような内容ですか?

 

基本的にはここで紹介してもらった写真と同じような感じで、家族や身の周りの事、関わりのある場所を撮影した作品です。自分自身の根っこを探しているような感覚で、私の写真の永遠のテーマですね。今回はその導入部になる作品だと思っています。

 

具体的には普段どのように撮影をしていますか?

 

そうですね…。例えば犬の散歩を毎日するのですが、毎日通るからこそわかる違いってありますよね。季節や天気や時間によって見慣れた場所も「おっ!」って見えたり。あとは夫と一緒に散歩するのも変化があって面白いですし、基本的には命のあるもの、動きのあるものに惹かれるみたいです。蝶をつい夢中になって追いかけてしまったりして(笑)でも地元ですしあまり警戒されないので撮りやすいんですよ〜。

 

警戒されないのは上瀧さんのキャラ、という気もしますが(笑)ちなみにカメラは何を使っていますか?

 

普段はGRで撮ることが多いですね。でもGRで撮りきれないもの、ここぞという時はライカで撮りにいきます。やっぱり気分が違うんですよね。

 

上瀧さんは割と早い段階でデジタルにしていたと思うのですがきっかけは?

 

時間がない、ということですね。もう単純に。フィルム現像をやってる時間があったら撮りに行きたい(笑)暗室に入っていた頃はまだ仕事をしていたし本当に大変で…。作業自体は好きなんですけどね。

 

 

 

 

わかります…。銀塩は時間かかりますもんね。そこが良いところでもあるんですけど…。

ちなみにその時のお仕事って聞いても良いですか?ピアノの先生をされていたという話をちらっと聞いたんですが…。

 

はい。音大を出て演奏していた時期もありますし、小中学校の音楽の先生をやっていた時期もあります。学校の先生は色々あって3年でやめちゃったんですが。

 

おぉ、すごいですね!ということはクラシック?

 

はい。クラシックとジャズ。ジャズは遊びで。自分の勉強の為にも仲間と演奏会をやるんですけどね。やっぱり音楽だけで生活するのは難しいんです。だから教える仕事をやりながら演奏活動をするという。

 

はー、どこの世界も同じですね。でも音楽の先生にまでなった人がどうして写真の道へ?

 

それが今回の「空せ身」(うつせみ)という作品に繋がるんですが、父と母が亡くなって遺品を整理をしている時に父が撮っていた写真を見つけたんですね。コンタクトシートを見ると私が知らない楽しそうな写真もあったりして。ちょうど父が使っていたカメラもあるし、本格的に写真を習ってみようかな、と思って暗室のある中村教室に入学したのがきっかけです

 

そうだったんですか…。お父さん、喜んでると良いですね。では最後に今後について。

 

今回の展示で一区切りしたらカラープリントにも挑戦してみようと思っています。ちょうどコンタックスのT2(フィルムのコンパクトカメラ)もあるし、フィルムスキャンもやってみたい。もちろんモノクロの作品は続けますけど、カラーをやってみることで作品の幅が広がると良いなと思います。

 

 

持ち歩きやすいコンタックスのT2。しかもレアなゴールドです(かっこいい!)。

 

聞き手:小宮山桂

 

 

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上瀧由布子 写真展 「空せ身」

 

エプソンイメージングギャラリーエプサイト

2016年2月19日(金)~3月10日(木)

10:30-18:00(最終日は15:00まで) *日曜日休館

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