ボイス 受講生の声
VOICE vol.70
田中 克政 Katsumasa Tanaka 2010年中村教室入学 / ゼミナール初級コース在籍

---お仕事お忙しいのにすみません。それにしても、本当にお久しぶりですね。お話しするの・・・。

 

そうですね~。半年間お休みしてたから。

 

---それもありますけど、前は平日の昼間に暗室に来てましたよね。それで結構お話してたような。今はクラスも土曜だし、暗室来ないしどうしてるのかな~?と思ってたら、自宅に暗室を作ったとか!

 

そう、作っちゃったんですよ(笑)。というのは、前回のプレゼミの時に授業にプリントが間に合わなくて、中古なんですけど道具一式揃えたんです。ヤフオクで・・・全部揃えるのに1ヶ月ぐらいかかりましたけど(笑)。そっちでお金が結構かかっちゃったから、半年中村教室はお休みすることになっちゃったんですけどね。

 

---(笑)。暗室を作るとなると、結構お金かかりますもんね。でもプリントが間に合わなかったっていうのはお仕事で?確か、去年の今ごろ仕事が始まるとかってお話してたような・・・。

 

そうですね、仕事も始まって忙しくなったのもあるし、教室の暗室が混んでたっていうのもあるし・・・。この時のプレゼミってゼミナール初級と合同だったんですよ。ゼミ初級の人たちは毎回作品の数が多いし、中村先生も14枚ぐらい出さないとダメって言っていたんですね。自分の中でも他の人に比べて少ないな、これじゃダメだなと。それに、もっとプリントしたい!と思ったんです。で、暗室を作っちゃったんですね(笑)

 

---基礎を終えたタイミングでプリントが間に合わないからデジタルにするっていう人も多いんですけど、その選択はなかったんですか?。

 

デジタルにはあまり興味がなかったというか・・・、実は以前印刷会社に勤めてたんですね。そこでフォトショップとかを使っているのをずっと見てきたんです。私は営業だったんですけど画像処理のオペレーターにお客さんの要求を伝えて、彼らがどういう作業をしているのかっていうのを見ていると、こんなこともできるの?あんなこともできるの?と。「これって何でもできるじゃん」って思うと、デジタルにあまり魅力を感じなくて。

 

---でき過ぎちゃう?

 

そうそう、でき過ぎちゃう。やろうと思えばいくらでもきれいにできちゃう。そこがちょっと。あとはやっぱりフィルムが好きというか、暗室作業にはもともと興味があったので・・・。

 

---え、そうなんですか?もともと?

 

写真雑誌で自宅プリントの仕方みたいなのが時々載るんですよ。アナログカメラ専門の雑誌みたいな。そういうのは時々読んでたんですけど、いろいろ材料とか道具とか買ってまでやるには至らなくて。

 

---撮るだけっていうんじゃなくて、暗室を自分ひとりでっていうのは、なかなか難しいですよね。でもそういう雑誌を読んでたってことは、よっぽど好きだったんですね~。やっぱり写真はずっとやってたんですか?

 

旅行が好きで、旅先で記録写真みたいな感じでずっと撮ってたんですよ。でも撮るっていっても、名所旧跡とか風景街並み、現地で出会った人とか・・・要は「こういうところに行ってきましたよ」という写真ですね。だいたい一回の旅行でフィルム10本ぐらい撮ってくるんですけど、枚数ばっかりでこれでいいのかな・・・?と。これはこれで楽しかったんですけど。

 

---フィルム10本?けっこう撮ってたんですね~!

 

いや~中村教室で撮ることに比べれば全然少ないですよ(笑)。

 

---それと比べちゃダメですって・・・(笑)

 

(笑)。あと当時は絞りとかシャッタースピードの意味が全然わからなくて、ずっとオートで撮ってたんです。でもこういう機能が付いてるってことは、それなりに効果があるんだろうなぁ、いつかはちゃんと勉強したいなぁと思ってました。それで中村教室の同期に茅根(ちのね)ってのがいて、彼とよく撮影旅行とか行くんですけど・・・。

 

---茅根さんと?仲良しなんですね~。

 

っていうか、彼とは大学時代からずっと一緒なんで。

 

---えっ?!大学から?じゃあ中村教室には一緒に入学したってことですか?

 

はい、そうです。彼が中村教室をインターネットで探してきたんです。そう、それで入学申し込みをする3ヶ月ぐらい前にふたりで長野県に撮影旅行に行ったんですよ。2泊までしちゃって(笑)

 

---すごい仲良し(笑) by小宮山先生

 

---ホント、仲良し(笑)。

 

茅根が撮影スポットとか探してくるんですよ。「いい雰囲気のところがあるんだよ」とか言って(笑)。それで長野に行って撮影して、出来上がった写真を見せ合いっこして「たいしたことないな~俺ら。」って喫茶店で話してた時に、「俺らさ、ちゃんと写真勉強しない?」って彼が言ってきたんですよ。それで、いいね~やろうやろう!ということになって、彼がいろいろ探してくれて中村教室の説明会に参加したんです。

 

---そうだったんですね~。

 

でも実は中村教室の説明会と同じ日に、実はもう一校別の写真学校の説明会も行ったんです(笑)。そしたら・・・あ、いやいや。やっぱりいいです、脱線しちゃうから(笑)。

 

---何なに?何ですか?聞きたい(笑)

 

先に中村教室の説明会を受けてその後別の写真学校に行ったんですけど、そうしたら「あれ?さっき中村教室にいたよね?」って人が何人かいて(笑)。せまいな~この世界って。

 

---ははは(笑)。そうでしょうね~。

 

そうそう、でも帰りに茅根と飲みながら「で、結局どっちが良かった?」という話をして、「やっぱり中村でしょ~」って意見が一致したんです(笑)。それで入学したんです。

 

---なんで中村教室を選んだのか、理由が聞きたいな~(笑)。

 

まずは説明会の小宮山先生のガイダンスの中で「どこかの写真同好会にありがちな、いわゆる『褒めあい』にはなりませんからね」の一言にガツンッ!ときました。それから中村先生の話ですね。一般の人が知らない写真の世界の話をしてくれた時に、おもしろい先生だなと思って。あとホームページを見てると「写真表現」って言葉がたくさん出てくるんですよ。でも「写真表現」の意味が全く分からなくて・・・。「写真表現って何?どういうこと?」って全然分からなかったんです。だから「写真表現」というのがどういうものなのかを知りたいなと。それと在校生の作品を見ていい写真撮ってるなぁ、いいなぁ~と思いましたね。

 

---みんなの写真をいいなって思ってくれたんですね。分かりづらい分野なのに・・・。

 

あぁでも「何でゴミみたいなものとか廃墟みたいなのばっかり撮ってるんだろうな~」とは思いましたけどね(笑)。

 

---あ、やっぱり(笑)。

 

それでも、いいなぁと思いました。モノクロっていうのも新鮮で。さっきも言いましたけど、もともと暗室作業に興味があったから、それを勉強できるっていうのも大きかったですよね。

 

---・・・そういえば関係ないんですけど、茅根さんってわたしのこと「怖い」って言ってませんでした?そんな話を聞いたような・・・。

 

え?そうなんですか?・・・う~ん、「怖い」ってのはわからないけど。「何であんなにつっけんどんなんだろうな~?」みたいなことは聞いたかも(笑)。

 

---ホントですか?!何でだろう・・・。確かに「冷たい」とか言ってたよって聞いたような・・・。

 

あ、でも僕も入学したての頃はそういう感じの人だと思ってました。何か、ほら服装とかふわふわしてないし。イメージがね。

 

---ええ?!そう見えるんですか?自分ではフレンドリーなつもりでいたのに・・・(泣)。しかしそりゃマズイですね。ごめんなさい・・・。やっぱりゆるふわ?みたいなカッコしないとダメですかね。持ってないけど・・・(笑)。

 

ははは(笑)。そうだったんですか~(笑)。彼は「木下さん、もっと優しくしてくれてもいいのにな~」ってずっと話してたんですけど、先週「木下さん俺の名前覚えててくれたみたい」って言ってたから、「よかったね」って(笑)。

 

---そうそう先週お会いしました・・・名前はずっと前から知ってるし、嫌う要素もないですよ~!・・・でもちょっと誤解?解けたでしょうか・・・。分かってもらえたでしょうか・・・。

 

そうですね(笑)。でも今はもう大丈夫だと思いますよ。あ、そうそう本当は今日は小宮山先生の話をしようかなって思ってたんですけど、茅根ネタに持っていかれちゃいましたね(笑)。

 

---いやいや聞かせてください!

 

入門のときから小宮山先生の授業が分かりやすいって、授業の後とかにみんなに言ってたんですよ。中村先生の言っていることは大枠は分かるんだけど、何ていうか言いたい事はわかるんだけど、わからないんだよねって。小宮山先生の授業は一点一点細かく解説してくれるんですよ。何でこれがダメなのか何でいいのか、だからどうしたらいいのかを明快に説明してくれるので、僕としてはとっても分かりやすいんですよね。

 

---ここは、小宮山先生と話しましょうか。

 

---ありがとうございます(笑)まあでも、分かりやすいのがいい授業なのかどうかは話が別になる部分もありますよね。 by小宮山先生

 

え、そうなんですか?!

 

---中村先生はあえて全部は説明しないところがあると思うんですよ。簡単に分かりやすく説明して、それを頭で「理解した気」になっていることと、実際に「撮れる」ことは違いますしね。「本当に理解すること」は結局本人が撮影をしながら気づくしかないので、それを全て説明してしまうのか、留保しておいて気づかせるのか・・・それはどっちがいいのか僕自身も迷うところでもあるんだけど・・・。先生はどちらかというと後者の方の授業の仕方なんですよ。ただ僕なんかは中村先生みたいな授業はちょっとまだできそうにないですね。 by小宮山先生

 

あぁ~なるほど。僕は小宮山先生の理路整然と説明してくれる授業が好きですけど、過去のVOICE読んだり、同期の話を聞くと女性は中村先生の授業に惹かれる方が多いみたいですね。前回のVOICEの渡辺さんとかもそうですし。本人は後で恥ずかしがってましたけど。じゃあ僕は小宮山先生推しでいこうかな~って(笑)

 

---あら、対抗馬?(笑)

 

そうそう、でも僕が小宮山先生好きとか言うと、ゲイに間違われるかなって(笑)。

 

---わはは(笑)。いちおう確認ですがノーマルですよね?

 

もちろんです(笑)。ノーマル、ノーマル(笑)。

 

---ま、ノーマルじゃなくてもそれはそれでおもしろいからいいけどね(笑)

 

---確かに(笑)。田中さんと茅根さんはふたりとも独身なんだし、すごい仲良しだし、いっそ結婚しちゃえばいいのに(笑)

 

いやいやいや(笑)。何でそっちに行っちゃうんですか?それは勘弁してくださいよ(笑)

 

聞き手:木下マリ子

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