ボイス 受講生の声
VOICE vol.65
毛利 広和 Hirokazu Mouri 2010年中村教室入学 / ゼミナール在籍

---今日はよろしくお願いします。突然ですけど、ご自宅にお電話した時に出たのってお子さんですよね?

 

ああ、そうです。

 

---ビックリしたんですよ。お子さんがいらっしゃるのは聞いていたんですが、小さい子だと思っていて・・・。なのにちゃんと「写真教室の・・・」って伝えてたから、こんなに大きな子がいるの?って。

 

(笑)。3人いるんですよ。電話に出たのが6年生で、3年生、1年生と。

 

---3人ですか?!大変そう・・・!

 

いや、だいぶラクになりましたよ。

 

---あ、そうか。みんな小学生になったから逆に。でも休日とかは何だかんだで・・・。

 

そう・・・大変なんだけど、アートクラブとかボーイスカウトとか3人とも入ってるから、それで土日とかつぶれちゃうから・・・。

 

---ボーイスカウトってことは・・・全員男の子?いや・・・関係ない?

 

家の近くにはガールスカウトってないみたいですね。女の子でもみんなボーイスカウト。うちは上から女・女・男なんですけど。一番上の子が「ボーイスカウト」で、真ん中が「カブスカウト」で・・・。

 

---えっ?ちょっと待ってください!え、何スカウト・・・?

 

カブスカウト(笑)。ボーイスカウトの下のクラス。クラス分けがあるんですよ。着るものも違ったりね。年齢によって振り分けられて、カブが大きくなったらボーイに。一番下はビーバースカウトっていうんです。

 

---ビーバー?!ボーイ・カブ・ビーバー・・・何かやることが違うんですか?

 

そうそう、違うんですよ。でも一緒の団なんですけどね。

 

---なるほど。つまり中村教室でいえば、入門・基礎・ゼミ初級と分かれてるみたいなものですね。これが毎週?一緒に何かしたりするんですか?

 

毎週ではないですね。スカウト活動がある時だけ。スカウト活動っていっても、遊びに近いですけどね。キャンプとかものづくりとか・・・あとは募金ですね。上の子は送り迎えだけすればいいんですけど、カブやビーバーはまだ保護者が付き添わないとならないんですよね。母親が付き添いをして僕は送り迎えしたり、まぁその間に写真撮りに行っちゃったり(笑)。

 

---(笑)。そうそう、だからお子さんが3人もいると、写真をやる時間がないんじゃないかなぁと思って。

 

ああ。それは家族も納得済みなんですよ。土日のどちらか1日写真撮るよ、って宣言してるから。今週はどっちがいい?って。ただ一日中は難しいから、2~3時間かな。行き帰りの時間を入れると5、6時間ぐらい。

 

---だからデジタルに?

 

それもあるんですけど、暗室に通う時間がないんですよ。ゼミ初級の頃にちょうど引越しをして家が遠くなったんです。自宅に暗室をと思ったけどそんなこと許されるわけもないし(笑)。スペースもないし。

 

---それで、こっちに(笑)。デジタルにしてどうでしたか?

 

いや~・・・プリントが難しい。銀塩を基礎までしかやらず、自分でいいプリントができないままデジタルにしてしまったので・・・。毎月授業の度に調子が違うんですよね。前の授業ではプリントのこと指摘されなかったから、まぁいいんだなと思って今回も同じものを出そうとしても、出ない。自分の中ではこれでいいと思って持ってきてるんだけど、違ってるというか。

 

---それはデジタルとか技術どうこうじゃなくて、プリントそのものの調子の感覚がわからないということですか?

 

そうですね。毎回調整する感覚が変わるのかなぁ・・・。

 

---自分の中でコレって基準ができていないと、なかなか難しいですよね・・・。撮影はデジタルカメラですよね?何使ってるんですか?。

 

CANONのEOS5DMarkⅡです。

 

---フルサイズですか・・・!いいなぁ~。

 

もともとカシオのQV10を持ってたんですよ。デジタルカメラのかなり初期の頃のですけど。

 

---じゃあずっとデジタル・・・?

 

いや、フィルムの一眼レフも買って持ってたので・・・。大学生の時にちょこっと撮ってたぐらいで、ほとんど使ってなかったんですけどね・・・。

 

---なんで買っちゃったんですか?(笑)。

 

もう、なんで買ったかもわからない・・・(笑)。でもなんか写真やりたかったんでしょうね。うち実家にコンパクトカメラしかなかったんですよね、確か。それで本格的なカメラがないな~とミノルタのα7000っていうカメラを買って、絞りもシャッタースピードもわからないままオートで撮ってたんですけどね(笑)。

 

--(笑)。じゃあなんとなく昔から写真に興味があったんですね~。

 

そうですね・・・興味があったというか、機械が好きというか・・・。。

 

---来ましたね!(笑)機械が好き!・・・カメラ以外では??

 

私はもうオーディオ製品ですね(笑)

 

---じゃあ、やっぱすごいアンプとかあるんですか?手入れちゃったりとか?

 

今は、まぁ・・・一応あるんですが、聴くスペースがほとんどないので・・・。それにそんなにこだわっていないので・・・あ、電源ケーブルは変えてますね。

 

---電源?あ、色を変えてるとか?赤とか?そういうの?

 

いや・・・(笑)。

 

---そういうビジュアル的なことじゃなく?(笑)

 

例えば音声を送るケーブルですね。アンプとプレーヤーをつなぐ接続ケーブル。音を良くするためなんですけど。最近はケーブルも10万円ぐらいするものもあるんですよ。

 

---え、待ってください!アンプじゃなく、ケーブルが10万・・・?しかもそれで音が変わる?!

 

でも、そこまでこだわってるわけではないので、適当なものをつけてるだけですけどね。こだわりだしたらきりがないというか、泥沼になっちゃうから(笑)。お金もすごいかかるし・・・。

 

---いやぁ・・・こだわってますよ(笑)。じゃあやっぱり写真も機械好きからはいったんですか?男性の方は多いんですけど。

 

そうですね・・・昔はやっぱり古いカメラとかハーフカメラとかいろいろ持ってましたね。これも必要かな?あれも必要かな?みたいに(笑)。35ミリを持ってたら28ミリも必要かな、次は50ミリもいるし180ミリも・・・という具合に。実際180ミリなんて何に使うんだろう?と思いながら、いやでも必要な気がする・・・って(笑)。今は本当にそんなに必要がないですけどね。だから淘汰されてきました。

 

---(笑)。そういう方たくさんいますよね。集めたくなっちゃうんでしょうね~。でも機械好きから始まって、写真そのものは?

 

子供が小さい頃なんかは普通に撮ったりしてましたね。あと父も僕より後なんですが、写真を始めたんです。まぁ富士山とか虫とか鳥とか撮っていて、一緒に撮影に山へ行ったり滝へ行ったりしたことはありました。いわゆる風景写真ですね。その頃の写真って、結局自分の美意識だけで撮ってるじゃないですか。きれいな風景撮りたいとか・・・・みんな一緒なんですよね。ただ「ダイヤモンド富士」、見れば分かる写真というか。ひとりよがりの写真なんですよね、みんな。

 

---まぁ・・・自己満足で終わっちゃいますよね。「キレイに撮れた~」だけで。

 

そう。それで何年もやっているのにそういえばちゃんと写真を習ったことないなぁと思って、ちょうど転職をして時間ができたのをきっかけに中村教室に来たんです。まぁうちの奥さんが「写真ちゃんと習えば?」って言ったのが大きいんですが。

 

---奥さんが?!

 

家族で旅行とかどこかへ出かけて撮るにしても、あんまり撮らないんですよ。3枚4枚しか撮らない。たぶんそれも見かねてじゃないかな・・・(笑)。

 

---少ない(笑)。でも奥さん、驚いてるんじゃないですか?こういう写真を撮るようになって。これ?!思ってたのと違う・・・みたいになってません?

 

あ、今の写真になるまでの過程をずっと見てるから、それは大丈夫です。入門の頃から写真を見せていたせいか、授業で先生にこう言われたとか話すると分かるみたいですね。ただ今のように撮れるようになったのは驚きみたいです。こういう写真って一般ではあまり見る機会がないですよね。でも父が普通の写真、一般的な写真を撮ってるからそういう展示に呼ばれて奥さんとも一緒に行くんですけど、「わからない写真がないね」って(笑)。逆に父は「お前の撮る写真は全く分からない」って言ってます。子供には「またヘンな写真」って(笑)

 

---お父さんとお子さんの感想もストレートでおもしろい(笑)。一般的な写真じゃないっていうのが、外からの感想でよくわかりますね。奥さんすごいですね(笑)!

 

そうですね・・・分かってきちゃってるみたいですね(笑)。合評会に提出する作品を組んでる時も、「引いた写真ばかりじゃなくて、寄った写真も入れると全体にもっと良くなるよね」とか言われたり(笑)。ずっと写真を見せたり話をしてきたりしたから、目を肥えてきちゃったのかもしれないですね(笑)。

 

---一緒に成長しちゃったんですね(笑)。 毛利さんにとってはこの3年半、どうだったんでしょう?

 

やっぱり最初はよくわからなかったです。でも撮って批評してもらうを繰り返していくうちにだんだんと「これでいいんだ」っていうのが分かっていくとおもしろい。ものの見方が分かっていないと写真って撮れないですね。でもやっぱり数を撮らないと・・・。一度撮影に行くと100~150枚ぐらいは撮るんですけど、いらないものが多いんですよね。ひとつの被写体に対して、角度や距離、見方をいろいろと替えてみると同じ枚数の中でも作品として成立してくるものが増えるのかなって・・・。

 

---そうですか~・・・じゃあ、この春からも・・・?

 

先生に10年ぐらいかかるよって言われたから(笑)。今途中で辞めちゃっても、辞められても困るし(笑)。

 

---ということはあと6年半かぁ・・・わたしも・・・41歳かぁ・・・。はぁ・・・。

 

(笑)。本当にどうなっていくかはわからないけど、できる限り、ですね。

 

聞き手:木下マリ子

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