ボイス 受講生の声
VOICE vol.56
小山内 縁 Yukari Osanai 2008年中村教室入学 / デジタルプリントコース在籍

---ご無沙汰してます~。

 

お久しぶりです~。

 

---前はよく暗室に来ていたから会っていたけど、最近は会う機会があまりなくなっちゃいましたね。

 

そうですね。春からはデジタルプリントコースになったので・・・。

 

---どうですか?デジタルは。

 

今はデジタルカメラで撮影すると、どうも気楽にシャッター押しちゃって 。 ちゃんとよくものを見てないなって思います。ただデータだけが増えていくような・・・(笑)。でもこれはちゃんとアナログで、フィルムである程度できるようになってからじゃないとムリなんだなって思いましたね。

 

---フィルムとは、どうもシャッターの重みが違いますよね。そういう意味でもデジタルしか知らないのってちょっと怖い気がしますね。

 

そうそう。 でも明室で処理ができるっていうのは便利ですよね。ちょっとやるか~って感じで作業が始められるし。そろそろ自宅に暗室を・・・と考えていたんですが、デジタルもやったことがないし、両方やってみて合う方の環境を整えようかなって。それで今回はデジタルコースを受講することにしたんです。

 

---なるほど、そういうことか~。暗室は作るの大変ですもんね、家族との兼ね合いもあるし・・・あ、でも今だんな様とは離れて暮らしてるんでしたっけ?さびしくない?

 

いや、今はもう慣れちゃったから(笑)。それに自由に写真ができて快適です!だから暗室も作りやすいんですよね。相方も作っていい、というより「作りなよ」ぐらいに言ってくれるので。

 

---わぁ!理解のあるだんな様だ!優しい~!

 

いや~そういうわけじゃないんだけど、自分は写真やらないのにそういう機械とか好きなんですよ。引伸しレンズとかも「買っといて」とか言って。やらないじゃん、自分!って思うんだけど(笑)。

 

---機械好きなんだ、それわかるかも(笑)。

 

私も機械は結構好きなんですよ、家電とか。確か木下さん、工学部でしたよね?私もなんです。

 

---え?そうなの?!わ~写真やってて理系の女性に会うのは珍しいなぁ。 プログラマーだったってことは情報系?

 

そう!木下さんは?

 

---建築だったんだけど・・・。

 

わ~いいなぁ!建築は工学部の花形ですよね!

 

---花形・・・というよりは、工学部の中では少し女子が多いからちょっぴり華やかに見えたのかも。電気学科とか女子二人だったし。どうせなら一人のがマシだろうなぁ~と思ってた。二人じゃ何があっても一緒にいなきゃいけない雰囲気で。

 

うわぁ~・・・それキツイですね(笑)。

 

---キツイよね・・・(笑)。いずれにしても工学部って女子には不便ですよね。

 

女子トイレが少ない(笑)。

 

---そう、それ(笑)。体育の授業で柔道まで男女一緒にやらされたり。ムチャだ~(笑)。

 

ホント、ムリ~(笑)。

 

---でも意外と写真やっている人って文系な感じの人多いですよね?やっぱり芸術だからかな。話してるとわかるけど・・・。理系の人って何かと論理的にというか具体的にというか。最終的には議論になっちゃって。もう、いいよ~そこまでいいよ~・・・みたいな(笑)。おもしろいんだけどね、そこが。

 

もう絶対そうなる(笑) 。私も理系だからやっぱりそうだし、だから暗室とかも時間かかっちゃって大変なんですよ。あぁでもない、こうでもない、こうすればよりいいかもとか、もういろいろやってみたくなっちゃって。データ収集みたいに。木下さんもそうでしょ?

 

---いや・・・全然・・・。

 

えぇ!何で?理系なのに!

 

---大学は理系だけど、頭は元々文系なんですよ。建築学科に行きたいがために理系を選んだだけで。理系の学科は苦手で、数学なんて高2のときに6点だったことあって。「え?これ、何点満点のテストだっけ?」とか思いましたもん(笑)。あ、ちなみに100点満点ね(笑)。

 

6点!!(笑)

 

---いや~今考えると無謀だった(笑)。・・・まぁその代わり古典とか漢文、日本史なんかは好きだったんで、やっぱり文系の頭なんだと思う。だから、データを細かく集めて分析とか、そういうのすごい苦手。

 

そうなんだ~。私は大好きだけどなぁ。

 

---やっぱり理系だ(笑)。暗室によく通ってましたもんね。

 

いや~もうあれは、先輩たちの作品を見て全然違うなと。せめて授業でみんなの前で見せれるぐらいにはプリントしておかないと、と思ってせっせと通ってたんですよ。正直その頃は写真を撮ることよりも、プリントする方が楽しくて。撮らなきゃダメなんですけどね(笑)。でも暗室にはもともと憧れがあったんですよね。

 

--そうなんですか~。じゃあ写真は結構前から?

 

一眼レフを使い始めたのは7~8年前からですね。相方が一眼レフを持っていて、それをくれたんです。写真撮ってたらしくて、撮ったものを見せてもらったら古い建物とかゴミとかで「何撮ってんだろう?」って思ってたけど、今見たらけっこう面白かったりするかも、なんて。それでしばらく撮ってたんですけど、デジカメが流行り始めて使ってみたら便利さに驚いてコンパクトデジカメに変えたんです。

 

---「え?!撮ってすぐ見れるの?!」ってビックリしましたよね。革命ですよね~。

 

衝撃的でしたよね~!それでドイツで撮りまくってたんですけど・・・。

 

---ドイツ?

 

相方が転勤でドイツに・・・っていうか、私もドイツに行きたくて入籍したんですよ。入籍していないと3ヶ月しか滞在できないっていうので。でも「小山内」って苗字になるのに抵抗があって・・・ほら、読みづらいじゃないですか。私は名前も「ゆかり」じゃなくて「みどり」によく間違えられるから、上も下も間違えられそうと。それでどうしようかなぁ・・・と考えていたら、ドイツに行くのが私だけ半年も遅れちゃったんですよ!もう!

 

---いやいやいや。それ、だんな様のせいじゃないですよね?(笑)

 

あ、私か(笑)。まぁでもちゃんと婚姻届を提出して、ドイツに2年間行っていました。街並みも日本と違うからなんとなくきれいな感じ、いい感じに撮れて浮かれてたんですけど、ある日これってどこかで見たことあるような写真ばかりだなって思ったんです。ちゃんと勉強すればもっと自分らしい写真が撮れるようになるんじゃないかって。それでインターネットで検索して中村教室を見つけて・・・「帰国したら通う!」って思ってました。

 

---はるばるドイツから・・・!

 

そう、それで帰国して半年後に入学しました!

 

---ありがとうございます!(笑)。それから2年半ですか・・・・どうですか、今?

 

自分らしい表現をしたいとは思うんだけど、今はまだ「基礎」ですね。授業で先生に言ってもらったことを実践できるように練習する時期。でもそろそろ自分の方向に持っていけたらなぁ~とは思うんですけどね・・・。あとは「人物」を撮りたいですね。「人に向き合って撮る」っていうのが新鮮で。今まで人を撮ってはいたけど「向き合って」いなかった。心が通って撮っている写真っていいなぁって思うんですよね。ただ難しいけど・・・でもその分がんばろうって思います。

 

---人物は難しいですよね。特に身近じゃない人を撮るのって。家族とかだったら・・・。

 

あ~そうですよね~・・・木下さんはダンナさん撮ります?

 

---撮りますよ。

 

えぇ~!?いいなぁ!

 

---いいなぁ~・・・って撮ればいいのに(笑)。

 

いや~撮りたいなぁって思うことほとんどないんですよね・・・。

 

---それは転勤が多くて一緒にいる時間も、長く住む場所もないからかも。

 

あぁそうか、そうかもな・・・。でも結構男くさいというか、そんな感じの人がタイプだったんだけど、そうじゃないからとか?

 

---理想と現実の違いってやつですね(笑)。でも結婚はそういう人が多いかもよ、わたしだってそうだし。

 

そうですよね。やっぱり恋愛と結婚は別ですよ(笑)。

 

---あ、それはわたしも思う(笑)。でも写真に理解もあって、自由にやらせてくれて、かっこいいしやさしそうだし、最高のだんな様じゃないですか。恵まれてるよ~小山内さんは(笑)。

 

あ~・・・恵まれてる、そうかもしれませんね。

 

---かも、じゃなくて、恵まれてるって!

 

そっか(笑)。じゃあ帰ったら感謝メール送っときます(笑)。

 

---いやいや、電話にしてあげようよ(笑)。

 

あ、そうですね(笑)。

 

聞き手:木下マリ子

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