ボイス 受講生の声
VOICE vol.49
細田 百合子 Yuriko Hosota 2008年中村教室入学 / ゼミナール初級在籍

―――いきなりなんですが、どんなお仕事してるんですか?そういえば知らなかったなって。

 

ああ、昼間に教室来てるから??販売です。

 

―――それで来れるんだ。販売ってアパレル?立ち仕事って大変ですよね。

 

うん、でもずっとやってるから慣れちゃった。前は靴の販売を9年ぐらいやっていて今は洋服。昔から趣味で写真を撮っていたんですけど、靴の時は正社員だったから忙しくて。時間ができたら写真習いたいなって思っていたけど、なかなか。それで今の仕事になってから、教室に通い始めたんですよ。

 

―――靴の販売!楽しそう!!わたしが持ってる靴なんだけどね・・・。

 

あぁ~それは1年履いてどうかっていうのもあるけど、靴のサイドが笑っちゃうと・・・・。

 

―――ふむ~なるほど~。やっぱ今年いっぱいかぁ・・・。

 

わたしだったらニットとか厚手の靴下でがんばる(笑)

 

―――あ、それいいね~(笑)。って全く写真と関係ない話になっちゃってすみません。写真を前からやってたって一眼レフで?

 

そうそう。会社の先輩が一眼レフを持っていて、それ見て「いいな~」って思って。でも機種とか何にも分からなかったから、先輩と全く同じカメラ買ったんですよ。それでプチ写真部みたいに・・・って言っても、2人だけど(笑)。

 

―――プチ写真部(笑)。楽しかったですか?

 

うん。私絵が描けないんだけど、写真撮ってると絵が描ける気がして。だからもちろん、今とは全然違う写真を好き勝手撮って、写真屋さんに出して、わーいって喜んでるだけだったんですけどね。あとはフリマにポストカードを作って置いてもらったり、フリーペーパー作ったり・・・遊び感覚で楽しかったです。

 

―――いろいろやってて、楽しそう!・・・だけど、写真の勉強を始めたのは?

 

そう、楽しかったんだけど、眼が養われてないことに気づいたんですよ。私の周りにイラストやデザイン関係のお仕事についている人たちがいるのですが. 、その人たちを見てるとすごくひとつの事にストイックなんですよね。それ見てて自分はどうなんだろう?表現って?・・・とか考え始めて、ちゃんと一から勉強してみたいなと。あ、あと暗室もやってみたかったっていうのもあるな。

 

―――そっか~。でも最初の頃、授業で戸惑わなかった?

 

全然!だってそれまでは何も分からないで適当に撮ってたから。もうとにかく全部聞くしかない。「逆らいません。できるようになるまでは。」みたいな(笑)

 

―――欲しがりません!勝つまでは!

 

そうそう(笑)。写真表現のスタートラインに立つために入学したから、全然だいじょうぶ。あとはモノクロから勉強が始まったのも良かったかな。

 

―――モノクロはやったことがなかったの?

 

教室に来て初めて。プリントしてると無心になれる。ずっと暗室にこもってても大丈夫!

 

―――暗室にはまっちゃったんだ(笑)。楽しい?

 

楽しい!!・・・けど苦しい(笑)

 

―――そっか~(笑)

 

なんだかよく分からなくなってきちゃって。批評のたびにプリントがおかしい、おかしいって言われるんですよ。自分でもそう思ってて、黒いから薄くすると今度は「ねむい」になっちゃって・・・どこがちょうど良いのー!って。だからクラスメイトと現像データを交換したりしてるんです。

 

―――迷いだすと止まらない・・・ある意味はまっちゃいますよね。

 

そうそう。それでこの前の授業で夜のクラスの人が振り替えで同じ授業に出席してたんだけど、すごくプリントがキレイになってて「ヤバイ!」って思った。そしたらその人は自宅に暗室作ってやってるって。やっぱり一定の環境でストイックにやるのって大事なんだなぁって反省会したの。

 

―――確かに教室の暗室はみんなで液も機材も共同だから、どうしてもばらつきがでますもんね。もう自宅に暗室作っちゃうとか?!

 

ねーホント真剣に考えないと。でも自宅に暗室作っても週に1回は教室に来てプリントしたいなぁ。

 

―――どうして?

 

他の人のプリントみたいし、刺激になるから。ひとりでやってるより勉強になるし、いい意味で危機感が持てる。こういう言い方はどうなんだろうって思うけど、「負けたくない」って思うから。

 

―――そういうのは大事だと思う。でも家が遠いから大変ですよね。デジタルって選択肢はないの?

 

めんどくさい・・・(笑)

 

―――手間で言ったら銀塩の方がかかるような・・・。

 

いやいや環境を整えるまでが(笑)。ほら1から調べたり、ソフトとかプリンタとか・・・とりあえず説明書は読まないタイプなんで(笑)

 

―――あ、同じだ(笑)。わたしも説明書は読まない。めんどくさいですよね。

 

ですよね(笑)。まぁでも写真はずーと続けたいから、いずれデジタルもやらなきゃなとは思っていて。おばあちゃんになって暗室ってつらそうじゃない?

 

―――絶対腰が痛くなるよ!

 

でしょ~。だからおばあちゃんになったらデジタルにしようかなって。でもそれから憶えるのは大変だから、それ前には憶えようと思ってる。

 

―――そんなに長く続けようと思ってるんだ!

 

うん、ずーっと。写真って何も考えない瞬間があって、それがすごくストレス解消になる。疲れるんだけど、何というか、心地よい疲れなんですよ。それに入学した頃を考えると、撮ってるものが変わってきていたり、成果が見えるから頑張れちゃう。でもそれは、まわりのみんな、クラスメイトの存在が大きいかな。

 

―――ひとりじゃなくて、励ましあったり、いい意味でプレッシャーをもらえる仲間がいるって大事ですよね。

 

そうそう、だからやっぱり”メゾン・ド・ヒミコ”作んなきゃ(笑)

 

―――あ、やっぱり計画通り?(笑)。独身女性のお友達と仲良く暮らすマンションを作るってやつですね!わたしも入りたいなぁ。

 

ダメだよ、独身じゃなきゃ~(笑)

 

―――いや、でも実際ひとりぐらい男手がいた方が何かといいことあるかもしれないよ。マンションの組合とかの会長とかやってもらったりして(笑)

 

あ、そうだね!それは言えてる!じゃあ松本さん夫婦も呼んで・・・。

 

―――これで会長、副会長はヨシ、で。地下に暗室作ろう。

 

いいね~!1階はギャラリーとカフェ経営で、生活費を稼ぐとか。

 

―――お、それいい!じゃあ2階はミーティングルームを何個か作って、批評会。

 

小宮山先生をゲスト講師に呼んで・・・って、来なさそうだけど(笑)。この年になってまでうるさいおばあちゃんと付き合いたくないとか言われそう(笑)。中村先生は呼ばなくても、はるばる筑波まで来ちゃいそう(笑)。

 

―――言われそう(笑)。来ちゃいそう(笑)。でも場所は筑波の予定なんですか?

 

だって土地いっぱいあるし。

 

―――薬品買ったりするの大変だし、病院もたくさんあるから都内にしない?思い切って六本木とか。写真好きのおばあちゃんが六本木を占拠、みたいな(笑)

 

六本木か~。まわりの人ビックリするだろうね。「あのマンションカメラ持ったばあちゃんばっかり住んでるぞ」とか言って、話題になったりして(笑)。でも六本木ならとりあえずtotoBIG買わないと(笑)

 

―――じゃあわたしも今度から買う!

 

メゾン・ド・ヒミコ計画に参加したい人は、年末ジャンボとサマージャンボは必ず買わなきゃダメだから(笑)

 

―――了解しました(笑)

 

いいのかな~これで(笑)

 

聞き手:木下マリ子

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