ボイス 受講生の声
VOICE vol.47
広瀬 耕平 Kouhei Hirose 2008年中村教室入学 / ゼミナール初級在籍

―――・・・今日はよろしくお願いします。

 

なんか、ヘンな感じっすね~(笑)。こういうの。

 

―――改めてだとね~(笑)。広瀬くんからは普段いろいろおもしろい話を聞いてるから、それを載せたいけど、ほとんど公開NGの話ばっかりで、残念・・・。

 

載せちゃったら、マズイでしょ。大騒ぎ(笑)

 

―――そうですよねぇ・・・ガマンしときます(笑)。聞きたい方は個人的にお願いします、ということで・・・本当によくがんばってますよね。。

 

今は写真を撮れることが一番。本当はもっと仕事もしたいんだけど・・・。でもより良い写真を撮りたいっていう気持ちがすごく強い。見る夢も写真に関係することばっかり。この前なんてレンズ買って喜んでる夢見た(笑)。

 

―――(笑)。真面目ですよね、ホントに。

 

真面目じゃないですよー真面目に憧れてる、不真面目?!みたいな(笑)。

 

―――どう考えても逆な感じがするけど・・・(笑)。写真を見ても。

 

それはやっぱりここに来てる以上、中村教室の教えに従った写真を撮らないと意味がないと思うんですよ。自分勝手なことをしちゃうこともできるけど、それじゃあ教わっている意味がない。だったら通う必要ないじゃん、と。まずは教わったことを自分の中に落とし込んで、消化する。それをやらないと。

 

―――いや~やっぱり真面目だなぁ(笑)。それに写真にどっぷりはまっちゃってるね。

 

もう、ホント、ドップリ(笑)

 

―――そうじゃなかったら、こんなに毎日、毎日暗室に通わないですよね。

 

やっぱりプリントは数をこなさないと。プリントが上手くなれば、写真も上手くなると思うんですよ。「どこを見せたいか?」っていうのを、ちゃんと考えながら撮るようになるから。結局最後はプリントで見せるし。ただ逆も言えますよね。撮るのが上手くなれば、プリントも上手くなる。でもただ撮るだけじゃなくて、プリントすることも考えながら撮っていきたいんですよ。いつもそんなことばっかり考えてる。

 

―――そこまではまったのはどうして?

 

どうしてだろうなぁ。理由聞かれると難しいんだけど・・・。もともと散歩好きで、あてもなく歩き回ってたから、その時も写真は日常的に撮ってたんですよね。まぁ、遊びですけど。それに仕事で撮影に立ち会う機会も多くて、だんだん「もっと上手くなりたい」って思うようになったんですよね。それで、中村教室に来た。

 

―――そうなんですね。でも撮影の現場を見てたってことは、写真表現と商業写真のギャップを感じたんじゃないですか?

 

最初は「えーーーーっ?!」って思った(笑)

 

―――やっぱり(笑)

 

まぁ商業写真と写真表現はやっぱり違うものなんだろうなって漠然とは思ってたんだけど・・・最初はビックリしましたね。でもなぜこういう授業をしているのかっていうのがだんだん解ってくるにつれて「おもしろい!」って思った。だから中村教室に来て本当によかったな~って思ってます。

 

―――ほっ。良かったです~。よく徹夜で仕事して、そのまま撮影して、さらに暗室に来るとかしてますよね?こう言うのもなんだけど、遊ぶ時間も休む時間もなさそう。

 

あ~写真と仕事以外は何もしてないかも。暇さえあれば写真のこと・・・これが遊びになってる感じですね。家にいるのキライだし。

 

―――えー?!家にいるのって落ち着いていいじゃないですか。

 

なんかね、時間が止まっちゃってる気がするんですよ。家にいると。常に時間が流れているのを感じないと気持ちが悪いっていうか。閉ざされた感じがするというか。外に出るとまわりが動いているから、時間が流れていて心地いいんですよね。だから朝起きてから出かけるまで早いっすよ~。目覚まし止めて、タバコ吸って、トイレ行って、ハイ行ってきます、だもん。

 

―――早(笑)。でも写真を始める前は外で何してたんですか?

 

やっぱり、ひたすら散歩かなぁ。買い物に行ったりもするけど。歩きながらいろいろ考えたいんですよね。

 

―――ひとりが好きなんだ。

 

そうですね~・・・人と一緒がヤダってわけじゃないんだけど。目的地を決めないで歩くのが好きだから。歩いたことのない道を歩きたいっていうか。その上今は写真撮ってるから、あっち行って、また戻ってってやるでしょ?そうすると一緒にいる人に気を使っちゃうし、「もう一度戻って、撮りたいな~」って思っても言い出せない。悪いなって思っちゃって。そうなると今度は自分が集中できない。だからひとりのがやっぱりいいかな。

 

―――確かに、撮影する時はひとりのがいいなぁ。

 

でしょ?!それに今は撮影に行かないと落ち着かなくて。「どんどん撮りたい!」「上手くなりたい!」って気持ちがどんどん出てくるんですよ。

 

―――すごいなぁ・・・。そこまでってなかなか・・・。

 

いるでしょ~。

 

―――あぁ・・・学生時代の小宮山先生!すっごい撮ってた。げっそりしてて「食べてる?」って聞いた覚えが(笑)。

 

え、それは・・・。

 

---食費削ってフィルム買ってた(笑)でもそういう時期って大事だよね。この時期にある程度まで行っちゃうといいと思うな。 by小宮山先生

 

―――ふたり、なんか似た匂いがする・・・(笑)

 

でもここに通い始めてからガツガツやりすぎてる気がするから、少しペース落とそうかなって思って。少し考えてゆっくり撮ってみようかなとか。現像のデータとかも作りたいし。

 

---今の感じをどこまで続けられるかって大切よ。形にすること、例えば個展とか目標を持って、この勢いでやっていった方がいいと思うけどね。 by小宮山先生

 

―――確かに勢いって大事ですね。もう、いっそ家に暗室作っちゃったら??それこそガッツリできますよ!

 

欲しいんだけど、同居人がいると難しいよね。臭いとかさ~・・・。

 

―――あ、そうか。ひとりだと臭くっても自分だけだかいいけど、そうじゃないと厳しいか・・・。

 

だから別に部屋を借りて暗室作ろうかなって考えてるんですよ。4畳一間とかの暗室専用部屋。

 

―――お、それいいですね~!

 

まぁもうちょっと先の話だけど。今はまだもっと勉強して上手くなりたい。撮るのもプリントも、両方に力を入れていきたいし。

 

―――そういえば、批評の授業はどうですか?

 

批評の授業の時はあえて自分でも「あんまり良くないな~」って思うものを入れて、見せるんですよ。

 

―――どうして?

 

やっぱりだめだ、っていうのを確認したい。批評の授業っていうのは「褒められる場」ではなくて、「確認の場」だと思うんですよ。

 

―――すごいなぁ。わたしなんて褒められると未だにウキウキしちゃうのに・・・。

 

もちろん、人に見てもらって「良いね」って言われたら嬉しいですよ。でも、ホントの授業の意味はそっちじゃないかなって。

 

―――エライ!そして、本当にドップリはまってますな~(笑)

 

もう歩きながら「どう見せるか」「どうやってプリントで出すか」とか人の表情の変わり方とか、観察して考えながらいつも歩いてますからね(笑)

 

―――「写真中毒」だね(笑)

 

写中(笑)

 

―――そういえば、白衣着てる写真撮らなくていいんですか?

 

お、そうだそうだ。

 

―――うわぁ汚い!!!

 

なーにを言ってるんですか。ゼミナールに行っても使い続けていつか新入生に「これ、伝説の白衣」ってあげるんですよ(笑)

 

―――すごい迷惑だと思う・・・(笑)。それに伝説って・・・?!

 

なぁに、「おおコレが?!」ってなりますって(笑)

 

聞き手:木下マリ子

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