VOICE vol.44
六笠 友子 Tomoko Mukasa 2006年中村教室入学 / ゼミナール在籍

―――どうも~今日はよろしくお願いしますね!六笠さんとはよく話すけど・・・近所だし。

 

ね、でも地元で会わないよね。あ、わたしいつも教室にいるからだな(笑)

 

―――確かに入れ違いかも(笑)・・・作品を見せてもらうのは初めてなんですが・・・地方が多い?

 

うん、私今「お遍路」歩いてるんですよ。それで四国の写真ばっかりになっちゃって。

 

―――えっ!お遍路さん?!

 

仕事があるから連休がとれた時に、少しずつ歩いてるんですよ。4連休とかあったら前日から夜行バスで行って、5日目の朝に帰ってきてそのまま仕事、とか。

 

―――体力ありますね~!でも何でまた「お遍路さん」を歩き始めたんですか?

 

昔ね、ラオスに行く予定で1週間休みをとったのね。そうしたらちょうどSARSが大流行!

 

―――おぉ!あの頃か~!

 

そうそう、それでラオスの状態はどうなのかなぁって調べたんだけどわからなかったのね。でもやっぱり心配だからラオス行きはキャンセルしたんですよ。だからせっかく休みをとったのにどうしようかなぁと思って。国内では47都道府県を制覇するのが目標だったんだけど、ちょうど四国4県は行ってなかったから、よし、四国に行こうって決めたんですよ。

 

―――それで四国だったんですね。でもお遍路さんは・・・?

 

あぁ巡礼好きなんですよ。お坊さんが好きっていうか(笑)お坊さんフェチなんですよ(笑)海外行ってお寺に通いつめちゃったもん。それで日本も巡礼しようかなって思って。

 

―――お坊さんフェチ(笑)

 

そうなの(笑)なんだかお坊さんって見透かされてるっていうか、研ぎ澄まされてるっていうか・・・そんな感じがするんですよね。だからこっちも見栄を張ったりとかしなくていいんだなって思う。かといって宗教に興味があるってわけじゃないんだけど。ただ普通の空間と違うというか。

 

―――なるほど~。「坊主頭」はどうなんですか?小宮山先生とか。

 

あ、坊主頭は見ちゃいますね~。でも小宮山先生はヒゲがはえてて、俗世間にもまれてる感じがするからダメ(笑)基本は仏の道に仕える坊主頭が好きなんですよ(笑)

 

―――お、坊主頭なら良いわけじゃないんですね(笑)。それにしてもお遍路さんは大変でしょう?

 

う~ん、楽しいですよ。それに今は「写真の修行」って思ってるんですよ。ちょうど教室に来た頃から始めたから、歩いている間は写真を撮ろうと思って。でも全部まわり終わるまで、あと3年はかかるなぁ。

 

―――結構かかるんですね~。

 

やっぱり写真撮りながらだと時間かかりますね。なかなか進まなくって。

 

―――そっか、そうですよね。そうなるとあちこちの宿に泊まったりでお金もかかって大変そうですね。

 

あ、私野宿とかするから。

 

―――え!野宿?!危ないよっ!

 

いやいや、大丈夫(笑)ちゃんとテント持って行ってるし、結構野宿してる人多いんですよ。

 

―――テントってどこにでも張っていいものなんですか?

 

「お遍路さんがんばってるんだな~」って、四国は黙認なんですよ。テントや寝袋で寝てる人いっぱいいますよ。それとお遍路さんは無料で泊めてもらえるお寺がいくつかあるの。朝4時に起きて、一緒にお坊さんの修行に参加したりしましたよ。でも年末年始に行った時は、さすがに宿とりましたけどね、寒いから(笑)このGWにも行くんですよ~。

 

―――(笑)それにしてもお遍路さんしながら、写真を撮るって大変そう。

 

もともと旅が好きで、写真もずっと撮っていたから。。

 

―――あ、そうなんですか?じゃあ写真歴は長い?

 

15年位かな。海外にひとりで旅に行って撮影して・・・いわゆる「アジアンスマイル」っていうの?を撮ってた(笑)。海外ってひとつひとつが日本と違うじゃない?野菜にしても。そういうものを撮ってたな。でも国内全部の都道府県を制覇しようって決めて、国内で撮影してたら・・・のらないんですよ。ぜんぜん写真が撮れなくて。おもしろい写真がぜんぜんない。それで中村教室に来たんですよ~。

 

―――そうだったんですね~。六笠さんが中村教室に見学に来た時のこと憶えてますよ!ほら、家が近所でビックリしたし(笑)

 

そうそう!木下さんが話してくれて、それで決めちゃったんだよね。職場からも通いやすいし。

 

―――それからドップリはまり・・・毎日のように暗室に来てますよね~。

 

もうね「今日は暗室の日だ」って思うと、朝からウキウキしちゃうの。撮るのももちろん楽しいんだけど、それを形に(プリントに)できるっていうのがおもしろい!やっぱり物を作るのが好きだなぁ。だから銀塩ができる限り続けようと思ってるんです。

 

―――好きなんですね~。プリントテクニックの授業受けて、腕は上がった?

 

自分ではわからないんですけど、焼き込みの仕方が変わったなぁ。あぁ大きく大胆にやればいいんだって先生見てて思ったんですよ。前はちょこっとずつ、ちょこっとずつだったんだけど。

 

―――あんまり細かくやっちゃうとわからなくなったりしますよね。大きく変えるとポイントが見えてきたり。

 

そうそう!でもプリントも波があって。やたら濃い日とかやたらねむい日とか。家に帰って時々、なんじゃこりゃ!ってビックリすることもあるんですよ。そういえば、プリントテクニック受ける前のプリントは濃かったな~・・・。

 

―――は~・・・六笠さん相変わらずおもしろいですね(笑)

 

え、そう?大丈夫?普通なインタビューにならない?。

 

―――大丈夫でしょう(笑)

 

私いい子で来たから30代になってはじけたんですよ。お金も時間も自分のために使うぞ!って。だからいい子な感じはイヤなの~!なんか普通じゃない方がいいっていうか。

 

―――平気平気、お坊さんフェチはかなりめずらしいから(笑)

 

そっかな~(笑)

 

聞き手:木下マリ子

ボイス 受講生の声

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