ボイス 受講生の声
VOICE vol.4
小宮山 桂 Katsura Komiyama 2000年中村教室入学

―――こんにちは。9月の個展、どうでしたか?カフェで開催したそうですね。

 

前に働いていたカフェのオーナーが1ヵ月休業にするということだったので、その期間限定のギャラリーとしてお借りしました。デジタルでの展示は初めてだったんですが、結構たくさんの人が見に来てくれて。改めてお客さんたちと直接お話しできるのって良いなと思いました。準備とかはすごい大変ですけど…。

 

―――今はフリーカメラマン?

 

いちおう編集プロダクションに所属して、ほとんど社カメみたいな感じで仕事をしてます。あとそれ以外にフリーとして雑誌とか広告の仕事をしたり、という感じですね。

 

―――忙しそうですね。 かなりたくさん作品を撮ってるみたいですが、いつ撮影をしてるのですか?

 

勤めてる編集プロダクションの仕事は取材がほとんどなんですね。それで、一日にいろんなお店とか施設とか回ったりするんですよ。まあ結構な距離を歩くんですけど、その間の時間ってもったいないじゃないですか。で、その移動中にパシャパシャと撮ってるんです。

 

―――なるほど。実際どのくらいのペースで撮影してるんですか?

 

半年で10000枚ぐらい・・・ですね。作品だけで。

 

―――10000枚???それはスゴイ!!

 

撮りすぎでポラ壊れちゃったんですよ。1年で5台(笑)。今はデジタルにして、さらにフットワークが良くなったって言うのもあります。まあ、ホントに、ポラはお金がかかって大変でした。それにくらべてデジタルだとコストがぜんぜん違うから・・・。

 

―――5台・・・それは、カメラも本望だったでしょうね。 そんなに使ってくれる人、そうそういませんからね(笑)じゃあ今はデジタルで作品作りですね?

 

まぁメインはデジタルなんですけど、ちょっとデジタルカメラを持つのに飽きてきちゃって。最近は二眼レフにカラーネガで撮影をしてます。

 

―――いろいろやってるんですね~。ところで、中村教室には3年ほど在籍して、どうでしたか?

 

まず中村教室に来てなかったら今の自分はないですよね。ゼミやゼミナール初級はコンスタントに写真を見てもらえる、当時唯一の発表の場で。 今はWebとかで発表できるからいいけど、その頃は授業でしか発表できなかったし。なんといっても、写真が好きな人に自分の作品をみてもらいたい。それに、自分も他の人の作品をたくさんみたい。それができる場で、自分への「挑戦の場」という感じです。どのくらいコンスタントに作品を作っていけるか・・・みたいな。

 

―――表現の授業って特殊だと思いますが、それについてはどうでしたか?

 

そうですね・・・。

僕は最初、技術系から入ったから、それから「表現」を学んでいくのは正直戸惑いました。「商業写真」と「表現の写真」違いがよくわからなくなってしまって…。でも先生の話を聞いて、撮影して、批評をしてもらう。これを何度も繰り返していくうちに「表現」としての写真が少しずつ掴めてきたという感じです。でも今になって考えれば、やっぱり入門コースから入れば良かったかなー、とも思いますね。急がば回れというか…。

 

―――確かに。技術系から表現へというのは、少し難しいかもしれませんね。

ほかに印象に残っている授業はありますか?

 

スタジオワークス! 僕にとってすごく大きかった。スタジオでの授業だけど、ライティング、光の基礎を段階的、具体的にきちんと勉強することはスタジオ以外でもとても役に立つことでした。自己流でライティングして撮影しようとしても、なかなかイメージ通りにいかなくて…。ほんとに基礎技術は大事だなと痛感します。

 

―――スタジオワークス!この授業はおもしろいですよね。解りやすいし。(在校生対象のコースでした) そういえば、どこかで写真を教えてたとか?具体的にはどんな?

 

丸の内カフェってところなんですけど、フリースペースでセミナーなんかをやってるところなんです。そこで写真のセミナーをやりたいってことで、声をかけてもらって。1回完結の授業なんですが、あらかじめ決めたテーマで撮影してもらって、批評するというよりはまとめていくって感じですね。

 

―――今度は中村教室の講師ということで、授業を担当していただくことになりましたが、何か学生に伝えたいことなどありますか?

 

楽しむ、ということかな。 やっぱ、楽しくないと。やらされるんじゃなくて、好きでやるんだからさ。しんどいことがあってもそれを乗り越えると、もっと楽しいことや嬉しいことがあるかもよ、と。それと写真を通して、世界が広がっていくということ。その楽しさも知ってもらいたいですね。

 

あとはもちろん色々な写真が見れるのを楽しみにしています。みんなの写真を見て、それぞれの方向性、個性みたいなのを引き出してあげれたらと思います。

 

―――先生が写真を楽しんでいれば、きっと学生も楽しめるでしょうね! これからどうぞよろしくお願いします。がんばっていきましょう!

 

よろしくおねがいします!

 

聞き手:木下マリ子

 

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