ボイス 受講生の声
VOICE vol.21
溝上 康二 Koji Mizokami 2006年中村教室入学 / ゼミナール初級在籍

―――なんだか、やっと会えた~って感じですね。今月はもう間に合わないかもって思ってました。

(4月から日程調整していて会えたのが5月末でした)

 

ぼくも、そろそろやばいなって思ってました。

 

―――助かりました!間に合って。ひとつ確認なんですが、溝上さんは「みぞかみ」さんですよね?

 

そうなんですよ。「がみ」じゃなくて、「かみ」なんですね。

 

―――みぞかみ、ってちょっと舌回りづらいですね・・・。

 

そうそう、だから自分でも「みぞがみ」って言っちゃってますけど(笑)めんどくさいから。

 

―――(笑)イヤイヤ、みぞかみさん!本当に忙しそうですが、何のお仕事してるんですか?

 

化学です。

 

―――カガク・・・。あの・・・試験管ふったりするんですか?

 

いやいや。今は実験はしてないですよ(笑)昔はやってましたけど。今は製品管理の仕事です。

 

―――でも仕事が「化学」って珍しくって、想像ができません・・・。

 

身近な例だと半導体はわかりますよね。半導体を作るために必要な化学物質を作ってるんですよ。

 

――半導体はもうそのものであって、それが作られるってことを想像したことありませんでした!難しくてよく解らないけど、かなり専門的だってことは解りました!それだけ、ですけど・・・。

 

確かに専門的ではありますよね。

 

―――だから余計忙しいんですね。今日はわたしはヒマで・・・競馬の話とかしてましたよ、先生と。あ。しっ。

 

やっぱり。来たとき中村先生、待ちくたびれたなぁって顔してた(笑)

 

―――スミマセン・・・(笑)

 

以前は都内に勤めてたので、忙しくても結構教室に来られたんですけど、転勤で遠くなったんです。

 

―――デジタルで撮っているのは・・・。

 

時間がないから、です。今は暗室に来る時間がないんですよ。本当は、暗室作業やりたいんですけどね。実験好きなので。

 

―――でも、モノクロに変換してるんですね。どうしてですか?

 

実は中村教室に来る前に、別の写真教室に通っていたんです、2年ぐらい。そこも中村教室みたいに、ステップアップ式でコースがあって、最後のゼミまで通いました。いわゆる「ネイチャー」系の写真を撮ってたんですよ。

 

―――じゃあ写真歴は長いんですね。

 

そうですね。でも、自分の写真が先生の写真に似てくるようになって、やっぱり違うかなって思ったんですよ。どうしてもネイチャー撮りたいわけでもなかったので。

 

―――それで、中村教室に?

 

そう、ネットで探して。モノクロをもう一度ちゃんとやってみたいっていうのもあったし。

 

―――もう一度?

 

高校で写真部だったんです。そのときに現像からプリントまでやってたので。前の教室ではほとんどポジで撮ってたんですけど・・・ある時プロの方から「デジタルは上達が早い」って言われて、デジタルでも撮り始めたんです。デジタルは枚数を撮れるし、その場で撮り直しもできるし。フィルムだと現像があがってから出来を確認することになりますからね。

 

―――確かに、ある程度フィルムを勉強してからなら、それもありますよね。デジタルだと枚数気にして撮らないし。

 

枚数撮るっていうことでは、確かに断然デジタルなんですよね。でもデジタルは軽いでしょ、何か。フィルムのほうが重いっていうか、丁寧に撮るっていうか。集中力が違いますよね。

 

―――あ、わかります!それ。とにかくバンバン撮っちゃって、後で見ると「これだけかぁ・・・」って凹むぐらい、軽くシャッター切りがち。

 

そうなんですよねぇ。あ、それでその教室、いちおう卒展みたいのがあって。その時デジタルでスナップ撮ってたんですけど、モノクロにしてみようかなって思ってやってみたら、気に入ったんですよね。なんていうか、モノクロの雰囲気が。だから、もう一度やってみようと。

 

―――お、そういう流れだったんですね。それで教室に来て、やっぱり今でもモノクロをやってるっていう。

 

そう。でも、中村教室に来た一番大きな理由は、高校時代に学校に写真雑誌が置いてあって、見てると誰でも撮れそうな日常生活で見かけるような景色とか物とか、普通の写真がたくさん載ってる。コレのどこがいいのか、わからなかった。前の教室でもやっぱりわからなくて。それがずっと気になってたんですよね。

 

―――今は?

 

ちょっとわかってきました(笑)

 

―――よかった(笑) 高校の頃からだと、ホントずっと写真なんですね~。

 

いや、でも卒業後は全然撮らない時期があったからそうでもないんですよ。趣味がいろいろあったんだけど、形に残るものをやろうと思って、写真を習い始めたんです。

 

―――趣味って?

 

スキーとか、バイクツーリング、テニス、野球にキャンプ・・・。

 

―――おぉぉ!アウトドアですね!楽しそう!

 

うん、楽しいんだけど形に残らないでしょ。「形に残るもの」って思ったときに、ちょうどカメラを買ったりして、それがきっかけで前の教室に通い始めて・・・そして中村教室に。

 

―――でも2年も他の教室で勉強してたら、入門の授業とかたいくつじゃなかったですか?

 

それが・・・タイヘンだったんですよ!

 

―――え!どのあたりが?

 

批評で「作ってる、構成してる」って言われて、??でした。自分では意識して構成してるわけではないので、そう言われても解らなかったんです。前の教室で「作りこむ」写真を撮っていたので、それが身についていたから無意識に構成してたんですね。人の写真は客観的に見られるから、「ここがいい、悪い」というのも理解できたんだけど、自分ではさっぱり。特に最初の根津・谷中の実習が・・・。

 

―――根津、谷中が・・・?

 

今まで「きれいに見せる」という感覚で撮ってきてたから、「形状と質感をよく見て撮れ」と言われても、何を撮っていいのかわからなかった。人の作品をみて、あぁなるほど、と解るって感じでしたね・・・。

 

―――・・・ん~確かに。全然違いますからね、表現の授業って。お疲れさまでした・・・。

 

とりあえずは基礎までは続けようと思ってたのに、結局ここまで・・・(笑)

 

―――(笑)どうですか?今は。

 

ん~いつかは個展って思ってるんですけど、色々思うところがあって。

 

―――スランプ?

 

というか・・・これ撮ってどうするんだろう?これをまとめてどうなんだろう?何を表現したいんだろう?って、ここ数ヶ月考えてるんですよね。

 

―――それは難題ですね・・・私もわかりません。撮るだけ撮ってても何を表現したいのか?まだ勉強中なんだから、わからなくて当然ですよ。始めたばっかりだし・・・。私なんか、もう・・・何年たつやら・・・(泣)

 

あ・・・、でも僕も写真歴は長いんで・・・。

 

―――「こっち」に来てから、まだ1年半デスよ・・・?

 

あ、そっか(笑)

 

―――(笑) まだまだ、これから!いつか見える!!いつかわかる!

 

そうかもしれませんね。今はとにかく撮ることにします。

 

―――そうです!私もがんばります!!

 

やっぱり、写真は楽しく!で、いきましょう。

 

聞き手:木下マリ子

Copyright © NAKAMURA PHOTOGRAPHIC ACADEMY