VOICE vol.20
下原 雅美 Masami Shimohara 2005年中村教室入学 / ゼミナール在籍

―――遅れてすいません・・・!(遅刻しました・・・)

 

大丈夫ですよ!少し休んでからで・・・。

 

―――ありがとうございます・・・いや!始めましょうっ!!!

 

その気合の入り方、微妙に怖いけど・・・(笑)お願いします!

 

―――あ、ごめんなさい(笑)・・・とりあえず「岩」についてお聞きしたいんですが・・・なぜ「岩」なのか。

 

あ~それ、年寄りっぽいって言われます(笑)

 

―――年寄り(笑)でも魅力があるから撮ってるんですよね?

 

そう、ですね。岩って近くに寄りやすいし、動かないから「あっ」って思った時に撮れる。それに自然が作ったものなので・・・。撮影してる時、目はカラーで見てますよね、もちろん。でも岩の場合はプリントした時に実際に見えなかったものが表面に出てくるというか・・・実際見た時に気づききれなかったものが表現されてくるような気がするんです。

 

――それは、おもしろい!モノクロだと色がなくてグレーの濃淡だからかもしれませんね。その「岩」でグループ展をやりましたよね。3人でやってらしたけど、3人とも「岩」でしたね。

 

そうなんです。中村教室に来る前に、渡部さとるさんという方のワークショップに通っていて、そこで知り合った友人と展示したんです。私が撮っている岩の写真を見て「おもしろい」と思ってくれて・・・。元々3人とも違うフォーマットで、様々な表現だったので、3種を見るのも楽しいなと。それで3人で三浦の岩と限定して、写真展をしようという話になったんですよ。

 

―――そういえば、下原さんは35ミリ、他の方はまた違いましたよね?

 

6×7、8×10と私が35ミリ。同じ「岩」でも表現したいものが違ったんですね。6×7の方は、すごく岩に寄って撮る。8×10の方はその岩を取り巻く風景も一緒に撮りたかった。私はいろんな撮り方をしたかったって感じです。

 

―――その違いは見てる人にもおもしろいですね~!グループ展、やってみてどうでしたか?

 

満足してます!見に来てくれたお客さんにコメントをいただいたりして、それが励みになりましたね。おじいちゃんには「小さくて見えない」って怒られたり(笑)でも、おもしろいから大きく伸ばして欲しいとか、おもしろい岩があるよって場所を教えてくれる方がいたりとか。

 

―――じゃあ六切で展示する時は、ルーペとか用意しなきゃね(笑)でもそうやって声をかけてもらえるとウレシイですよね。

 

うん。そうやって意見がもらえたり、質問されたりしたことで、自分の作品を客観的に見れました。やってよかったな~って。でもプリントもっとキレイにしあげたかったなって反省もしたけど(笑)

 

―――反省会だ(笑)そういえば、下原さんもずっとモノクロですね。

 

やっぱり、自分で現像できるから。それにモノクロって見る側に想像させる力があると思うんですよ。そこに惹かれるんですよね~。あ、暗室作業もスキなんだけど。

 

―――あ、やっぱり(笑)コツコツ、ひとりで、インドア、インドア。

 

そうそう、コツコツ、インドア(笑)で、いつか手で触れられないプリントを作りたいです!「いいプリントっていうのは手で触れないからね~手袋するんだよ」って言う中村先生に、手袋をさせたい!!

 

―――(笑)お!それは、いい目標!!・・・今回持ってきてくれた写真は、岩じゃないんですね。

 

これは、長野の松本にクラスメイトのお家へ泊りに行ったとき撮ったものなんです。

 

―――え~みんなで行ったんだ!

 

うん、6人で。プチ旅行!寝袋持って(笑)

 

―――岩も松本も・・・撮影しに行くって感じなんですか?

 

あ、そうなんですよ。仕事からプライベートに気持ちを切り替えられなくて。旅行に行くと、カチッとスイッチが切り替わるから、プチ旅行やどこかに行って撮りますね。

 

―――そうなんだ~。じゃあ普段はどうやって切り替わるの?

 

日付。

 

―――日付?

 

「撮影する日」にマル付けてるんですよ。その日にカチッと・・・。遠足たのしみ♪みたいな(笑)

 

―――(笑)それ、オモシロイ!!

 

ん~おかしいですよね~。。

 

―――おかしくないけど、初だなぁ・・・。

 

あ、やっぱり。

 

―――うん。「撮影に出かける」っていうより、日常を撮るって感じの人が多いですからね~。

 

あ~、でも日常ではコンパクトデジでちょこっと。でもそっちは全然ダメですね~。

 

―――やっぱり、プチ旅行だ?!

 

そうそう。でもすごいテンション上げて撮ってるから、後どっぷり疲れちゃうんだけど(笑)

 

―――そうかも~。でも下原さんネコ飼ってますよね?ネコとかも撮ればいいのに。

 

前は撮ってたんだけど、最近はあんまり撮ってないんです。でもいいのが2枚撮れたから、それで満足!

 

―――そっか(笑)名前何ていうんですか?。

 

パル。彼がパルコの前で出会ったから(笑)

 

―――それ、いいね~!

 

でもパルがいると癒されて、仕事から帰るとくつろぎモードになっちゃうから写真撮れないんですよね~。

 

―――あ、分かるわかる!うちは4匹いるから大変だけど、自分もゴロゴロしちゃうみたいな・・・。

 

そうだよね~。ネコっていいよね~。

 

―――ニャンコさまさまですよね(笑)あ、また話がそれちゃったけど・・・下原さんも入学してもう2年ですが、写真飽きませんか?

 

飽きないですね~。バランスとれてるから。

 

―――例のスイッチ?

 

うん、そうそう。それに写真って「自分の見たもの」を人に伝えられたり、共感してもらえたり・・・これって、日常生活にあまりないことじゃないですか。一緒に感じることができたり、その場の空気を切り取れたり・・・。そこがやっぱりおもしろい。フィルムが続く限り続けます!

 

―――パルちゃんとゴロゴロしたら、スイッチ切り替えて、ですね(笑)

 

そうそう(笑)

 

聞き手:木下マリ子

ボイス 受講生の声

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