ボイス 受講生の声
VOICE vol.10
市川 晶子 Akiko Ichikawa 1999年中村教室入学 / ゼミナールコース在籍

―――わ~、久しぶり~。今日はわざわざすいません。

 

ホント、久しぶり!教室来るのに道に迷っちゃった・・・。前と風景が違ってて。あれ?あれ?みたいな。小川町から来たんですけど・・・。

 

―――小川町じゃちょっと遠いし、迷うかも・・・。それにしても、忙しそうですね。仕事は順調ですか?

 

ん~忙しいけど、壁にぶつかってる・・・って感じかな。

 

―――スランプってやつですか?

 

そうかな、そうですね。 アシスタントを卒業してから、映画のスチールの仕事ばっかりでカメラマンとしての仕事をしてなかったから、いざポスターの撮影ってなると上手く撮れなくなっちゃって。 だから今改めて、師匠の撮影の手伝いさせてもらったり、他のカメラマンの撮影を見させてもらったりしてるんですよ。 日々勉強です!

 

―――名言!(笑)。女性でカメラマンって少ないと思いますけど、現場はどうですか?

 

あ~いないですよね。 「女」だからってイヤなことがあったってことはないけど、最初は「現場が明るくなるから」ってバンバン仕事が入ってきて、しばらくするとピターっとなくなるってことはしょっちゅうありましたね。 まぁ・・・上手かったら続いてたかもしれないけど(笑)

 

―――そういうこと、ありそう・・・。でも実際体力面できつくないですか?

 

撮影より、行き帰りがつらい!

 

―――あ!機材だ?!

 

そう!重くって・・・現場についただけで、もう疲れてるって感じ(笑)

 

―――ちっちゃくて細いのに・・・。それでもカメラマンになってよかったですか?

 

その答えは、いつでるのかな。やっぱりもっと名前が売れないとなぁ。

 

―――そっか・・・そういえば、どうしてカメラマンになったんですか?

 

4年ぐらいOLやってて、仕事辞めてから中村教室に入学したんですけど。その半年ぐらい前からかな、今の師匠のアシスタントを始めたんです。

 

―――そうなんだ!じゃあ入学前からかなり写真経験があったんですね。

 

いや、ぜんぜん(笑) 友達が出版社の編集部にいて、師匠のその頃のアシスタントが辞めるっていうんで会ってみないかって声かけられたんですよ 。 で、会っちゃったら断れない状況で。

 

―――経験なしでそういう話がくるのは珍しいですよね。

 

そうですねー・・・でも、写真はやっぱり好きだったんだと思います。

父が修学旅行の時に買ってくれたコンパクトカメラしか持ってなかったけど、2泊3日とかで旅行行くと、フィルム10本ぐらい撮ってて。 それで、好きなのかな~って。他に趣味も好きなこともなかったし・・・。 たぶん、このことをその友達に話してたんでしょうね。

 

―――記念写真で10本ってスゴイ!それ、やっぱりスキってことですよ。

 

うん。でもそんな状況だから、現場行って指示されても「?????」みたいな。だから中村教室に入学したんです。師匠に内緒で。

 

―――内緒?

 

そう。「専門学校なんて行っても意味がない!」って言われたから。でも専門学校じゃないし~って(笑)中村先生の知り合いの紹介で入学したんですけど。

結局、弟が口すべらせてばれちゃって。 でも「そういう学校ならいいんじゃない」って言ってくれて、「中間点」も見に来てくれたんですよ。

*「中間点」 2002年4月 中村教室 合同作品展 オリンパスギャラリー

 

―――そうだったんですね(笑)紹介だったんですね。

 

その方にこの前久しぶりに会ったら、 原宿に家建てた って。

 

―――スゴイ!セレブだ!!

 

セレブだー!!

 

(すげ~なぁ~ by中村先生)

 

―――セレブはさておき、市川さん何年か前に新宿ニコンサロンの審査とおりましたよね?

でもけっちゃった・・・。

 

今思えば、やっとけばよかったな~って。あの頃がピークだったかもしれない。のってたっていうか。やっぱ「ゼミナール初級」の頃ってみんな、のってるんですよね。

 

―――それ、みんな言うんですよ。なんでかな?

 

日録(1日1本写真を撮る課題)があるじゃないですか。ゼミ初級って。あれをやらなきゃならないのは大変だけど、やってるうちに方向性が見えてくるんですよね。やらなきゃ!ってどんどんやるから、メキメキ上達する。だから楽しい。

テレビでね、やってたんですけど・・・。やらなきゃって常に追い詰められている状態じゃないと、上手くならない。だから初級ゼミはのってる。ゼミに行ってホッとしちゃい過ぎると、それが続かなくなっちゃって。ライバルがいるとぜんぜん違うけど・・・。「この人たちに認めてもらいたい」って、頑張れるんですよね~。

 

―――そうかも知れません。今はどうですか?

 

今は、そうですね~・・・。「カメラマン」になってから、撮るのが難しくなりました。

アシスタントの時は師匠が「学校の課題なんだって~。撮らせてあげて~。」

とか言ってくれたし、撮りやすかった。

でも今は自分がカメラマンで、撮影やってその後カメラ変えて作品撮りする余裕がないんですよね。モデルの女の子も「それ何に使うの?」って感じになっちゃうし・・・。

 

―――それは、けっこう難題かも・・・。

 

でも、作品撮ります。仕事に行き詰って、作品をまた撮り始めたら「仕事の写真もよくなった」って言われたんです。

あ~そういうことかもなって思って。だから。

 

―――じゃあ、ぜひ教室のギャラリーで写真展やってくださいよ!

市川さんみたいにパワーのあるモノクロ写真をみんなに見てもらいたいなぁ。 がつーんと!

 

やりたい!

でも第1号が良かったなぁ~ 。

って作品焼かなきゃ・・・。

久々に暗室行ってきます!やりかた覚えてるかな・・・。

 

―――大丈夫!体が覚えてますよ。個展期待して待ってます!

 

じゃ、とりあえずベタ焼きを(笑)。

 

聞き手:木下マリ子

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